ライトタッチ奏法 / 縦振動編
前回はピックアップについてお話しました。
その前回の最後で軽く触れましたが、答えとしては、「弦振動をより大きく、効率よくピックアップに拾わせるにはピックアップの磁石(芯棒)に対して垂直の運動が必要」ということです。
ピックアップに対して、平行な振動をしても問題なく磁束に干渉し、音は出ます。
しかしながらピックアップに対して垂直な運動が少ない分、立ち上がりにはパンチの欠けた音になりやすいようです。
画像イメージとして、ベースを抱え上から見た状態。
弦が赤い矢印の振動を多く行なう事が重要。
僕は最初に5月21日にも記事にした「ライトタッチ奏法」について調べることから「縦振動」というキーワードに辿り着きました。
この「縦振動」という単語は東京にある「Jiraud(ジラウド)」というベースメーカーの代表である福田郁次郎さんによって提言されたもののようです。
[ Jiraud ホームページ ]
僕自身は最初この「縦振動」「縦振動奏法」という単語自体には若干の違和感を覚えおりました。
ピックアップに対しては確かに縦(垂直)という意味なんだろうけど、それでひとくくりにするのは果たして正解なのか?と。
しかしながら、JiraudのホームページにあるQ&Aを読み解くと福田郁次郎さんご自身も、「タッチで音が変わる。つまり奏法としての引き出し」として、一般的な通常の弦振動を横として考え、それに対して「縦振動」と呼ぶ事にした、とのことを記載されておられました。
つまり危険なのは、
「縦振動?へー、どんなのだろ」
↓ 試してみる
「おお!すげえ!!違う!!」
と完全に1つの物事に飲み込まれてしまうことです。
これは誰にだってありえるので自戒としても。笑
さて、ピックアップに対して弦を縦に振動させたほうが効率が良いと述べましたが、実際どうなんでしょう、ということで試してみました。
指弾きのフォームは人それぞれです。
あくまで目安、ということで。
これまでのピッキング。
アポヤンドで弦を振り抜く感じではありますが、弦のビビリが出ないように抑えめなピッキングでした。
指も第一関節、第二関節が曲がり、弾いた後はアーチを描く格好になります。
で、縦振動。
縦の振動を加える為に、
画像ではちょっと大げさですが、指を寝かせ気味にして弦をピックアップにぶつけに行くイメージでピッキング。
ポイントは、みのりんさんからいただいたアドバイス「弦を弾く瞬間に第一関節を内側に曲げないこと」
これが非常に難しい!!
残念ながら、僕は福田郁次郎さんのテクニックも、他にこのようなテクニックを持たれている方のプレイを間近で観た事が無いので、これでできている(正解)なんて1%も言えないのですが。
でも、意識してピッキングをすると全然違います。
音が「ズバ」っと立ち上がります。
あ、当然ですがこれ絶対アンプとか通して弾かないと違いわかりませんよ。
意識して弾くと、ピックアップに対して横振動になるように思いっきりピッキングするより遥かに少ない振動幅でよりパンチのある音が出せます。
僕はまだまだ練習中なので、どうしてもピッキングにバラツキが出てしまいます。
使いこなせるようになるには相当練習が必要な感じです。
ところで、この事を知って昔の事を思い出しました。
京都に来てAN MUSIC SCHOOL(現在はThe School of Music Planに改称)に通っていたのですが、夏前に合宿があり、決められたグループメンバーで課題曲を仕上げる、という事がありました。
スタジオで皆で「あーでもないこーでもない」と意見を出し合ったりしていたのですが、その時に特別講師として来られていた先生が僕に「こんな感じで弾くんだよー」と、僕のベースを持って「ベベーン」と弾かれたのですが、同じ僕のベース、同じアンプ(当然設定も同じ)なのに全然音が違う、めちゃめちゃズ太い音だったのです。
僕は目が点 (・o・)
あとでいくら強くピッキングしても、同じような音すら出ませんでした。。。
もしかすると、あれも無意識のうちの縦振動な弾き方だったのかもしれないです。
因みにその講師だった先生は、京都では知る人はご存知と思いますが、山田晴三さんという方です。
さてさて、これが「ライトタッチ奏法」から「縦振動」に辿り着き、調べた結果です。
内容的にはこれが正しい、と保証できないのですが、今回の考察は自身でもかなり大きな発見、改革に繋がりそうなので少なくともマイナスにはならないと思います。
もう一点、一番最初に名前を出した、TSCさんの提唱するライトタッチ奏法がこれと同じかどうかはわかりません。
個人的には基本部分は同じとしても、別な物ではないか?と感じております。
情報あれば是非ご連絡をお願いいたします。
また、ライトタッチ奏法という名前についてもですが、気がつきました。
これは「light touch」ではなく「right touch」です。
カタカナだからいけないんだ。
「right」という単語には「直角」といった意味合いがあります(:a right angle)
これさえ先に気がつけば、、、、。笑
(因みにTSCさんは「Light Touch」と表記されてます)
というわけで集中的な考察は一旦ここまでとします。
また何か情報あったり、練習の経過で記事にしていきます。
その前回の最後で軽く触れましたが、答えとしては、「弦振動をより大きく、効率よくピックアップに拾わせるにはピックアップの磁石(芯棒)に対して垂直の運動が必要」ということです。
ピックアップに対して、平行な振動をしても問題なく磁束に干渉し、音は出ます。
しかしながらピックアップに対して垂直な運動が少ない分、立ち上がりにはパンチの欠けた音になりやすいようです。
画像イメージとして、ベースを抱え上から見た状態。
弦が赤い矢印の振動を多く行なう事が重要。
僕は最初に5月21日にも記事にした「ライトタッチ奏法」について調べることから「縦振動」というキーワードに辿り着きました。
この「縦振動」という単語は東京にある「Jiraud(ジラウド)」というベースメーカーの代表である福田郁次郎さんによって提言されたもののようです。
[ Jiraud ホームページ ]
僕自身は最初この「縦振動」「縦振動奏法」という単語自体には若干の違和感を覚えおりました。
ピックアップに対しては確かに縦(垂直)という意味なんだろうけど、それでひとくくりにするのは果たして正解なのか?と。
しかしながら、JiraudのホームページにあるQ&Aを読み解くと福田郁次郎さんご自身も、「タッチで音が変わる。つまり奏法としての引き出し」として、一般的な通常の弦振動を横として考え、それに対して「縦振動」と呼ぶ事にした、とのことを記載されておられました。
つまり危険なのは、
「縦振動?へー、どんなのだろ」
↓ 試してみる
「おお!すげえ!!違う!!」
と完全に1つの物事に飲み込まれてしまうことです。
これは誰にだってありえるので自戒としても。笑
さて、ピックアップに対して弦を縦に振動させたほうが効率が良いと述べましたが、実際どうなんでしょう、ということで試してみました。
指弾きのフォームは人それぞれです。
あくまで目安、ということで。
これまでのピッキング。
アポヤンドで弦を振り抜く感じではありますが、弦のビビリが出ないように抑えめなピッキングでした。
指も第一関節、第二関節が曲がり、弾いた後はアーチを描く格好になります。
で、縦振動。
縦の振動を加える為に、
画像ではちょっと大げさですが、指を寝かせ気味にして弦をピックアップにぶつけに行くイメージでピッキング。
ポイントは、みのりんさんからいただいたアドバイス「弦を弾く瞬間に第一関節を内側に曲げないこと」
これが非常に難しい!!
残念ながら、僕は福田郁次郎さんのテクニックも、他にこのようなテクニックを持たれている方のプレイを間近で観た事が無いので、これでできている(正解)なんて1%も言えないのですが。
でも、意識してピッキングをすると全然違います。
音が「ズバ」っと立ち上がります。
あ、当然ですがこれ絶対アンプとか通して弾かないと違いわかりませんよ。
意識して弾くと、ピックアップに対して横振動になるように思いっきりピッキングするより遥かに少ない振動幅でよりパンチのある音が出せます。
僕はまだまだ練習中なので、どうしてもピッキングにバラツキが出てしまいます。
使いこなせるようになるには相当練習が必要な感じです。
ところで、この事を知って昔の事を思い出しました。
京都に来てAN MUSIC SCHOOL(現在はThe School of Music Planに改称)に通っていたのですが、夏前に合宿があり、決められたグループメンバーで課題曲を仕上げる、という事がありました。
スタジオで皆で「あーでもないこーでもない」と意見を出し合ったりしていたのですが、その時に特別講師として来られていた先生が僕に「こんな感じで弾くんだよー」と、僕のベースを持って「ベベーン」と弾かれたのですが、同じ僕のベース、同じアンプ(当然設定も同じ)なのに全然音が違う、めちゃめちゃズ太い音だったのです。
僕は目が点 (・o・)
あとでいくら強くピッキングしても、同じような音すら出ませんでした。。。
もしかすると、あれも無意識のうちの縦振動な弾き方だったのかもしれないです。
因みにその講師だった先生は、京都では知る人はご存知と思いますが、山田晴三さんという方です。
さてさて、これが「ライトタッチ奏法」から「縦振動」に辿り着き、調べた結果です。
内容的にはこれが正しい、と保証できないのですが、今回の考察は自身でもかなり大きな発見、改革に繋がりそうなので少なくともマイナスにはならないと思います。
もう一点、一番最初に名前を出した、TSCさんの提唱するライトタッチ奏法がこれと同じかどうかはわかりません。
個人的には基本部分は同じとしても、別な物ではないか?と感じております。
情報あれば是非ご連絡をお願いいたします。
また、ライトタッチ奏法という名前についてもですが、気がつきました。
これは「light touch」ではなく「right touch」です。
カタカナだからいけないんだ。
「right」という単語には「直角」といった意味合いがあります(:a right angle)
これさえ先に気がつけば、、、、。笑
(因みにTSCさんは「Light Touch」と表記されてます)
というわけで集中的な考察は一旦ここまでとします。
また何か情報あったり、練習の経過で記事にしていきます。